-
2013.06.25コーポラティブハウスって何? その1
海外ではシェアライフが定着しているということは、本などに書いているのですが、
日本ではまだまだ定着していないのか、名古屋ではまだまだ定着していないのか・・・。
以前よりはだいぶ浸透してきている気がしますが、知らないことも多いですよね。
シェアライフの住宅のモデルもいろいろ実はあるようなんです。
・コーポラティブハウス
・コレクティブハウス
・シェアハウス
・タウンハウス
などいろいろあります。
今回はその中から、コーポラティブハウスを紹介します。
コーポラティブハウスとは、入居希望者がひとつの組合をつくり、事業主となり、土地取得から設計者、建設業者の手配まで携わる集合住宅の
ことです。建設期間中は入居者が何度も話し合い、意見を交えながら、自分たちの生活する場を自由につくっていくことができます。
たとえば、健康が気になるから、材料は天然素材にこだわりたいとか、お年寄りもいるから車椅子でも楽に移動できるようにしたいなど、
家族が快適に過ごされるための空間作りができます。このような内容は既存の分譲マンションでは実現できませんよね。
これはコーポラティブハウスならではのメリットといえますよね。もちろん、話し合いをしていくので、意見がなかなか合わず、時間がかかったり
などのデメリットもないわけではありません。
また、そのような過程を得ることによって、入居後の信頼関係も構築することができ、コミュニティの形成もスムーズにできます。
隣人の顔さえ知らない・・・。防犯上もよくないし、教育の質の低下も指摘されていますよね。
人間関係が希薄になりがちな現代でも、適度な距離を保ちながら安心なコミュニティが保てるのもメリットだと思います。
次回は、そんなコーポラティブハウスの海外での事例を紹介したいと思います。